お隣ブログ

日々の駄文です。

強さ比べとわからん殺し

どうも。隣の部屋の人から「夜中にゲームしてるのうるさい。あといびきもうるさい」と苦情をいただいた最悪の隣人・お隣です。

美の貴公子たる俺のイメージが崩れると思って黙っていました。すいません。

起きててもうるさく、寝ててもまさかうるさかったとはさぞかし択の太いガー不連携だったことでしょう。

苦情を受けて以来、極力夜中にゲームしないようにしてフレとの通話も小声でしゃべるようにしてましたがいびきの方はどうにもなりません。

毎夜

「えいや!俺は今からいびきをかかずに寝るぞコノヤロー!!!」

と気合を入れて寝てるのですがいかんせん気を失っているので精神力の及ぶところではありません。俺は引っ越しを決意しました。

次にお隣が引っ越してくるのはあなたの隣の部屋かもしれません・・・

 

夏の怪談じみてきましたが今日したいのはそんな話じゃありません。

 

「格ゲーにおける強さとは何ぞや⁉」

 

てことです。

こう書くとまた「夏か・・・」て思われそうですがまあ聞いてください。

俺は最近思うんです。

「俺は今まで格ゲーで勝つとき相手より強いから勝ってたんだろうか?」と。

 

例えば俺が鉄拳で10戦して8-2ぐらいで相手を圧倒したとしましょう。

その場合俺は「相手より強い」ように見えるし事実そうなのかもしれませんが

どうにもそんな気がしない。

それがなぜかって考えたら俺は、いやもしかしたら俺だけじゃなく8割ぐらいのプレイヤーは「わからん殺し」をしてる気がするんです。

「強い・弱い」の基準で戦っているのではなく「わかる・わからない」の基準で戦っている。

 

「いや知識量も実力のうちだろ!」と言われればもちろんそうなのですが例えば、

『この連携には4発目がある』

『この攻撃のあとには中段と下段がある』

『この技をガードすると実はこっちが不利フレームだ』

などという知識差を試合中にひっくり返すことは困難です。

なのでみんなやられて、ボコられて、調べて、少しずつ学習していく。

わからなかったことが少しずつわかるようになってくる。

 

そうしてお互いのやることが「わかる」ようになって「読み合い」になった時、格ゲーは最高に楽しいゲームです。

けど大抵のプレイヤーは自分が何をされてるのかわからず敗れ、さらにそのうち何割かは「このゲームつまんねええええええええ!!!」と言い、さらにそのうちの何人かが

「格ゲーは衰退しました」とかラノベのようなことを言い出します。

 

この「強い・弱い」の前に「わかる・わからない」を超えるのが困難なのが

格ゲーというゲームの最大のハードルであるように思えるのです。

(ちなみにその次には「できる・できない」のハードルがある)

 

とするならば格ゲーにおける強さ比べとは、お互い何もわからないことがなくて、双方すべての手札を開示したうえでの領域でしか発生しえないのではないか?

そんな気がするのです。

 

ちなみにプレイヤーには相手が「あ、この技わかってないな」て気づいた時に

「フン・・・この技知らんか・・・これで勝ってもしょうがねぇな・・・萎えるからこの技振るのやめよう」

ていうストイックなタイプと

「こ、こいつこの技知らねwwwwwwwww一生入るおもしれえええええええええええええええええええええええええええええええwwwwwww」

てなるモヒカンタイプがいます。

俺は圧倒的に後者です。

 

少し横道にそれましたが、なのでこの知識差をなんとか無くすとまでは言えなくても軽減する方法がないものか?と考えてみました。

 

スト6の実況機能。

試合を盛り上げてくれる素晴らしい機能ですが、あれにアドバイスに特化したモードを追加するのはどうでしょう?

 

「この連携には4発目があるぞ手を出すなアアアアアアアアアアッ!!!!」

「この攻撃のあとには中段と下段があるゥゥッ!!!しゃがむか立つかするんだアアアアッ!!!」

「この技をガードすると実はこっちが不利フレームだ!!!やはり手を出すなァアアアアッ!!!!」

 

・・・自分で書いててモニターぶち割りそうになりました。

俺程度が解決できることなら誰も、苦労、しない。

 

(終わり)