どうも皆さんこんにちは。
昔、健康診断で
「なんかやる気でないし、気だるいし、これってうつ病じゃあないですかね先生・・・?」
て相談したら
「君のはね、性格!生まれつき!!!」
と返されたことがあるお隣です。
「君程度じゃうつ病の人に失礼だよ!アッハッハ!」とか言われながら
ひとしきり談笑した後別れたがブチ転がしとけばよかったあのヤブ医者。
やはり人間思いたったが吉日。やろうと思ったらすぐやるのが後悔のない人生を送れる秘訣である。
というわけで最近は興味あることはなんでもやってみるのさの精神で生きることにしている。それこそ新しいことやるのは心の健康にもいいらしい。
で、やりたいなーとふわっと思っていたのがズバリ「格ゲー実況」である。
いいですよね格ゲー実況。プレイヤーとはまた別の格ゲーの華である。
ひとくちに格ゲー実況と言ってもざっくり2種類に分かれると思っている。
ひとつは深いゲーム知識と安定したしゃべりに裏打ちされた「王道実況」
あくまで主役はプレイヤー。自身は決して前に出すぎず、かといって空気にもならないその実況はまさに職人芸である。
実際の活躍してる人でいうと、ハメコさんやかみちゃんさん、おおさかさんなどが挙げられる。たいていの人が憧れるスタイルではないだろうか。
もうひとつは「電波実況」
もはや主役は俺だと言わんばかりに前に出て、パッションのままに己の言語センスにすべてを委ねるタイプの実況である。
これは王道実況の安定性とは真逆で、下手すれば「見る人を不快にさせない」という
実況の第一原則からも外れるリスクすらあるが、それだけにハマった時の盛り上がりは凄まじく試合より実況そのものが後世の歴史に残りやすい。
「ウメハラがぁあああ!!!画面端ぃいいいいいい!!!!!」とか
「もう優勝でいいというコンボ」とか
「わんわんわん!わんわんわんわんわんわんわん!!!」とかである。
実際には個々人の個性によってもっと細分化され、上で電波実況に分類した人でも
コミュニティに信頼されてマイクを託されてる方はやはり基本もちゃんとできていると思われる。
プレイヤーを立て、自らも立ち、極力見る人を不快にさせずに見る人を盛り上げる。
なんと矛盾に満ちた役職であろうか。みんなすごい。
みたいな話を昨日ツイッターでしていたら幾人かの人に
「とりあえずやってみないとどんな実況向いてるかわからないよ」
と言われた。なるほど真理である。
意を決して練習に一人で鉄拳を起動し、自分のプレイに実況をつけてみた。
「さあ始まりました!1Pサイドフェン使いのお隣選手の入場です!」
なんだか気恥ずかしくなってきた。だがこういうのは照れたら負けである。
「アアッーと!下段!!下段!!!お隣選手執拗な下段!!!また下段!!!!」
声が震える。もう少し頑張ってみる。
「お隣選手ここでライトゥー!!!!確反をもらってしまうー---!!!」
「お隣選手・・・お、お隣・・・センシュガ・・・エエト・・・」
心が折れてすぐやめてしまった。憧れていた実況と何かが違う。
思うに実況で活躍してる人たちは技術以上に心が籠ってる気がする。
その格ゲーとコミュニティを愛しているという最大のテクニックが根底にある。
というわけで俺の格ゲー実況は一歩目から頓挫したが、なんの千里の道も一歩から。
どんな人間も最初は無名だったのである(ヤン・ウェンリー)
いつかコソ練して拙いながらも愛のある実況を披露したいものだ。
というわけで選手ではなく実況者を競わせて勝ち上がらせるトーナメントでもあったら教えてください。
初心者枠で出るぞコノヤロー!!!!!
(終わり)